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【SM全国ダブル】総括とシーズン6使用構築

はじめに
お久しぶりです。サンムーン環境が一区切りつくということで久しぶりにブログを更新することになりました。
友人2人に世界に持っていってもらったVGC2017構築について私から何も述べていなかったのでそれについてと、再び彼らと一緒に考えてシーズン6ダブルレートで使用した構築の紹介です。

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VGC2017
このルールで色々試してきましたが作った構築の中で最高傑作といえるものは、やはりショコラくんがDay1→Day2、ぽけむらくんがアナハイムオープンで優勝した構築だと思います。構築の詳細はこの記事に載っているので、ここでは個人的に思ったことを述べたいと思います。
構築自体はガラガラ、カプ・レヒレテッカグヤを軸としたスタンダードなもので、耐久や相性補完に優れ、受け回しが容易で使いやすいものを目指しましました。ウインディを採用せず、ウインディの増加に伴い環境から姿を消しつつあったガラガラを採用することや威嚇、S操作無しの構築に対して不安がありました。しかし、それ以上に詰め性能や基本選出の強さに目を見張るものがあったので世界大会での使用に踏み切りました。結果はDay1を5-1で突破したり、サイドイベントのアナハイムオープン優勝という結果を残してくれて大変嬉しく思っています。
この記事を読んでいる方ならご存知だと思いますがWCS2017で優勝されたバルドルさんが使用された並びも偶然にも同じでした。その構築詳細を拝見したところ、違いはあるものの配分であったり苦手な相手への回答が似ていたため、WCS優勝のために目指していた方向が間違っていなかったと思い、自信になりました。
改めてショコラくん、ぽけむらくんに感謝します。


構築概要
ここからはダブルレートで使った構築の話になります。
広い範囲、高い素早さと攻撃力を併せ持つメガメタグロスを軸としたスタンダードな構築です。
汎用威嚇枠としてランドロスメタグロスとの補完に優れるカプ・レヒレおよびサザンドラを基本選出とし、この4匹が重いカプ・コケコおよびカプ・レヒレに後出しできて雨に対しても行動保証があるチョッキ霊獣ボルトロス、対メタグロス同型やS操作を担うポリゴン2を加えました。


個別
メタグロス@メタグロスナイト
ようき クリアボディ→かたいツメ
努力値 : 0-252-0-0-4-252
実数値 : 155-187-150-*-111-134
    →155-197-170-*-131-178
アイアンヘッド/れいとうパンチ/がんせきふうじ/まもる

メガメタグロスはれいとうパンチ、かみなりパンチ、アームハンマー、じしん等の豊富なサブウェポンを持っています。そのことから1匹で完全に対策することが難しく、数値も高いため信頼に足るメガ枠であると考えて採用を決めました。
アイアンヘッドとまもるは必須で、れいとうパンチは環境に多いサンダー、ランドロス等を大きく削るため、がんせきふうじは重いウルガモスリザードンを倒すため採用しました。当初は耐久振りで使用していましたが、結局最速に落ち着きました。


サザンドラ@アクZ
ひかえめ ふゆう
努力値 : 60-0-180-180-4-84
実数値 : 175-*-133-184-111-129
あくのはどう/かえんほうしゃ/おいかぜ/まもる
H : 16n-1
B : A216ランドロスのばかぢから耐え
C : アクZで165-100ランドロスを確定1発
S : 最速ペリッパー+1

メタグロスが苦手とするギルガルドを叩くことができ、雨にも繰り出せるため採用しました。
採用理由からあくのはどうは確定とし、あくのはどうだけでは相手できないカプ・ブルルや雨に入っているナットレイなどへの打点となるかえんほうしゃ、S操作としておいかぜ、試合開始から早期に失ってしまうと詰む相手が出てくるのでまもるを搭載しました。ランドロスの前で動きたいことが多かったためBに厚い配分にしました。


カプ・レヒレ@マゴのみ
ひかえめ ミストメイカー
努力値 : 204-0-0-196-0-108
実数値 : 171-*-135-154-150-119
ムーンフォース/だくりゅう/めいそう/まもる
C : 11n
S : ランク-1の最速110族+1

フィールド奪取や、メタグロスが苦手でサザンドラで相手しにくい悪タイプやランドロスの相手をしてもらうため採用しました。
技はタイプ一致技2つと詰めに使えるめいそう、積み技を使う以上狙われやすいのでまもるとしました。
配分と持ち物はVGC2017のものをそのまま使いましたが特に問題ありませんでした。


霊獣ボルトロス@とつげきチョッキ
ひかえめ ちくでん
努力値 : 252-0-52-164-36-4
実数値 : 186-*-97-204-105-122
10まんボルト/ヘドロばくだん/めざめるパワー氷/くさむすび
B : A222メガラグラージの雨たきのぼり耐え
C : 145-96カプ・コケコをヘドロばくだんで確定1発
D : C156ルンパッパの雨ミズZ耐え

コケコとレヒレに対して安定し、電気打点も不足していたため採用しました。
霊獣ボルトロスの配分はCSが一般的ですが、火力は申し分ないものの耐久の低さが目立ったため、大きく耐久に割くことにしました。10まんボルトヘドロばくだんは採用理由から必要で、電気との範囲補完に優れるめざ氷、最後の枠は迷いましたが雨に選出するためラグラージへの打点になるくさむすびとしました。配分は雨を強く意識したものです。


霊獣ランドロス@こだわりスカーフ
ようき いかく
努力値 : 4-252-0-0-0-252
実数値 : 165-197-110-*-100-157
じしん/いわなだれ/とんぼがえり/ばかぢから

汎用威嚇枠としての活躍を期待して採用しました。技は汎用性の高い4つとし、ここまでで構築全体が中速に固まっており、チョッキを取られていたのでスカーフを持たせました。

ポリゴン2@しんかのきせき
おだやか アナライズ
努力値 : 244-0-60-4-196-4
実数値 : 191-*-118-126-154-81
イカサマ/こごえるかぜ/じこさいせい/トリックルーム
H : 16n-1
B : 残り(2n)
D : 11nかつ2n

ここまでの5匹で補完は概ね綺麗にできていたので、前のめりな構築への切り返し、対メタグロスを担う枠として採用しました。
メタグロスギルガルドに対する打点、グロウパンチやはらだいこの起点を回避するためにイカサマをメインウェポンに据えました。おいかぜや早い相手への切り返しとしてトリックルーム、テテフのちょうはつを受ける場面が想定できるため第2のS操作技としてこごえるかぜ、場持ちを良くするじこさいせいを持たせました。配分はHDベースで輝石や性格補正の効率がいいようにしています。積極的にトリックルームを狙わないのでSには下降補正を掛けていません。


総評
数値が高いポケモンを多く採用し、さらにその数値を1.5倍するようなアイテムを持っているのでパワーがある構築でした。中でも耐久に多く割いたボルトロスは強力だったので今後も他の構築で試してみたいところです。
反省点としては上位陣に多かったカビゴンが非常に重く、そのためにレートが伸び悩んでしまったところです。ウルトラサンムーン環境でもカビゴンはきっと使われるはずなので意識したいと思います。


戦績 (最高レート)
ショコラ  1943
ぽけむら  1940
俺(ポール) 1873

適正レートは大体1900




ウルトラサンムーンでもよろしくお願いします。